海外展開
日本の健康食品を台湾へ―商品選定から中文表示・輸入検査まで
2026年3月19日
日本製健康食品の台湾市場参入で必要となる商品区分、原料確認、中文表示、輸入検査、販売表現の順序を解説します。

日本で販売中の健康食品を台湾へ展開するとき、既存パッケージを中国語へ翻訳するだけでは上市できません。最初に台湾での商品区分、原料・添加物の使用可否、輸入者の体制、検査、中文表示、広告表現を確認します。日本での販売実績や機能性表示食品の届出は信頼材料になり得ますが、台湾で同じ機能表示を自動的に使える制度ではありません。
商品候補を規制と商流で絞る
候補品ごとに全配合、原料由来、使用部位、製造工程、規格書、試験成績書、アレルゲン、賞味期限資料を整理します。台湾側で確認に時間がかかる新規素材や複雑な複合原料がある場合、販売規模とスケジュールに見合うかを早期に判断します。常温物流への適性、現地倉庫の温湿度、EC配送時の破損も商品選定の条件です。
中文ラベルでは、品名、内容物名称、内容量、食品添加物、製造者・輸入者、原産地、有効日期、栄養標示、アレルゲンなど、商品に必要な項目を現地規定に合わせます。日本語の「美容」「巡り」「守る」といった曖昧なコピーも、翻訳によって具体的な効能に見えることがあるため、法的確認とマーケティング確認を分けないことが大切です。
輸入と販売後まで準備する
台湾の輸入者は、必要な登録や輸入検査の手続きを行い、求められる製造・衛生関連資料を準備します。初回ロットでは検査や補足説明の時間を見込み、発売日から逆算して余裕を持たせます。上市後は消費者問い合わせ、返品、体調情報を日台で共有し、ロット追跡と回収判断ができる連絡網を整えます。
JSHは、日本の供給者・OEMと台湾の輸入・販売実務の間で、資料名称の違いだけでなく、各資料が何を証明するかをそろえることを重視しています。日本品質を伝えるには、産地イメージだけでなく、規格、製造、表示、問い合わせ対応まで一貫した仕組みが必要です。
小規模上市で現地適合を確かめる
最初から多店舗へ広げる前に、限定チャネルで中文表示の理解度、味や粒サイズ、価格、配送品質、問い合わせ傾向を確認します。日本側の想定と違う使われ方が見つかれば、広告だけで補うのではなく、摂取説明、包材、内容量まで見直します。現地販売者から週次で情報を受ける項目を決め、次回発注前にロット、返品、在庫期限、販促表現を共同レビューすることが、拡大時のリスクを抑えます。
参考資料
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専門関係者向け参考情報
本ページは、健康食品・サプリメントの研究開発および製品設計に関わる専門関係者の方を対象とした参考情報です。
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